冷え性対策を続けているのに、全然治らなくてため息が出ることってありますよね。
『がんばって冷え性対策してるのに全然変わらない!』と、ぶつけようのない怒りがわくことも…。
冬になると手足が冷たすぎて、
- 手足の感覚がなかったり、
- 冷えすぎて痛かったりするから、
「もう何しても冷え性って治らないものなんだ」と諦めていませんか?
できることなら「ポカポカするまではいかなくても、氷みたいな状態は抜け出したい!」というのが本音ですよね…。
実は冷え性が治らない人は、『冷え性が改善しにくい体』だから、変わりにくいんです。
冷え性対策する前に、『冷え性が改善しやすい体』に変えることが必要なんです。
「え…、そんなこと考えたこともなかった」というなら改善するチャンスです!
本文では、冷え性を改善しやすい体にするための考え方を、わかりやすく紹介します。
今まであなたが頑張ってきた冷え性の治し方と照らし合わせて読んでください。
「ここが抜け落ちてた!」というのがわかれば、冷え性対策のやり方が変わります。
やり方が変われば体も少しずつ変化して、結果が変わりますからね。
目次
食べ物で冷え性を改善するために、まず胃腸を整える
食べ物で冷え性を改善しようとしても、胃腸が弱っていると治すことはできません。
なぜなら、胃腸が弱っていると消化・吸収がうまくできないからです。
例えば、「生姜が冷え性に効果があるよ」って効いたことありますよね。
でも胃腸が弱っていると、
- 胃で生姜を消化できない
- 消化できないから腸で吸収できない
- 冷え性が治らない
この時に「やっぱり効かない・私には合わない」と、誤解をしてしまうんです。
でもこれって生姜に効果がある以前の問題ですよね。
だって生姜が活躍できる状態じゃないから…。
いくら冷え性に良いサプリでも、消化できなければ効果はありません。
『消化して、吸収して、初めて効果が出てくる』んです。
逆に腸が弱っていたら、胃で消化できても吸収することができません。
便秘の状態で生姜を食べ続けても、
- 生姜成分で体を温める
- 便から毒素を吸収して体を冷やす
この場合は、生姜よりも便秘の毒素の方が強いので冷えは解消できません。
便という毒素で体の免疫力は下がるので、体温も下がりやすいです。
だからまずは胃腸を整えて、食事から冷え性を改善できる状態を作りましょう。
- ・甘いものが好き
・ジュースばかり飲んでいる
・お茶ばかり飲んでいる
・コーヒーが多い
・パン食や麺類など小麦製品が多い
・運動不足
・食べても太らない
・間食が多い
・食べ過ぎ
・野菜の量が少ない
・体温が低い
・ストレスが強い
・姿勢が悪い
・自律神経が乱れている
・巻き肩になっている
・胃下垂
・便秘や下痢を繰り返す
・辛いものが好き
・頭痛が起こりやすい人
体温を運んでいる血液の質に注意しよう
冷え性を改善するには、血液の質を適切にすることが必要です。
なぜなら、体温を運んでいるのは『血液』だからです。
ここでいう血液の質は『水分の量』と『血糖値』です。
- 水分が減って、血液が濃くなってドロドロ
- 血糖値が高くなって、砂糖水のように血液がベタベタ
こうなったら、サラサラしている血液と比べたら、流れが悪くなりそうですよね。
実際に髪の毛ぐらいに細い『毛細血管』には、ドロドロしてたらうまく流れません。
流れなければ、
- 体温が届かないから冷える
- 栄養素が渡せないから元気になりにくい
- 老廃物が流せないから弱りやすい
といった、悪循環がどんどん生まれてしまいます。
特に手足は体の中で、1番毛細血管が細い部分なんです。
だから末端冷え性といって、手足の冷えを感じやすいんですよね…。
冬になると「またこの時期が来たか…」と、手が氷みたいに冷たく、白っぽくなって血の気が引いていますよね。
逆にお風呂に入って温かくなるときは、手に血液が流れて赤くなります。
血流だけが全てではなくて、血液の質『水分と血糖値』にも注意しましょう。
- ・コーヒーやお茶などカフェインが多い
・水を飲まない、
・間食をする
・パンや麺類といった小麦製品が多い
・運動不足
・夜はビールばかり飲む
・タバコを吸う
・トイレが近い
・甘いものが好き
・胃下垂
・疲れやすい
・ストレスがかかったらすぐ甘いものを食べる
ストレッチをする前にまず筋肉をつけて熱を生み出そう

冷え性を治すために、ヨガやストレッチから始めていませんか?
ヨガやストレッチをすると「代謝があがって血流が良くなる」って思いますよね。
でもそれは、筋肉がついている人がやるから意味があることなんです。
具体的に言えば、
- 体温が低いまま血流を流しても、体は温まりにくい
- 少ない筋肉で代謝を高めても、熱は生みにくい
だから、まず運動して筋力をつけてからでないと結果が出にくいです。
いきなりヨガ教室に通い始めたら、『治らなかったけど冷え性仲間ができた』なんてことも。
平熱は36,5~37,0度は必要です。
だから平熱が36度でストレッチしても、体温が低いので循環が良くなっても冷えやすいんです。
まずは最低限の熱を生み出す筋肉が必要です。
「私は運動不足だけど体温は高いから運動しなくてもいいや、ラッキー」
と、思っているあなた!それも違います。
筋肉は心臓に血液を戻す働きをしているので、筋肉がないと血流が改善しません。
冷え性には、筋肉が必ず必要です。
「運動は面倒だから…」と、後回しにしていませんか?
ストレッチも大切ですが、筋肉が付いていることが大前提ですからね。
- ・座り仕事で動かない
・休みの日は家で過ごすことが多い
・運動をしない
・低体温
・小食
・すぐに息があがる
・体力がない
・姿勢が悪い
・自律神経の乱れ
・夜寒くて起きる
・朝起きても体温が低すぎるときがある
・低血圧
冷え性対策で筋肉をつけるのは下半身、腹筋ばかり意識しないで

筋肉が必要だからといっても、どこを鍛えてもOKというわけではありません。
冷え性に効果的な場所は、『下半身』です。
- 筋肉量が豊富で熱を生みやすく、体温があがりやすい
- 心臓に血液を返してくれるから、血流を改善しやすい
運動嫌いで面倒くさがりな人ほど、下半身を鍛えましょう。
でも「せっかく鍛えるならお腹周りも鍛えよう。きれいに見えるし♪」と、考えていませんか?
お腹周りのインナーマッスル(体の内側の筋肉のこと)を鍛えるのは重要です。
でもトレーニングがハードになって、長続きしない原因に。
筋トレや運動は続きにくいですから、まずは下半身の筋肉から少しずつ行っていきましょう。
「筋肉って大事なのはわかってるんだけどなぁ」
と、思っててもスタートして続けるのは難しいものです。
でも筋肉がないままだと、血液循環は心臓だけでやらないといけません。
心臓の大きさってどれくらいかご存知ですか?
だいたい右手でグーを作ったぐらいの大きさです。
そんな小さい心臓だけでは、体の隅々まで血液を送り届けるのは無理がなんです。
足の筋肉をつけることで、血液循環を手助けしていきましょう。
鍛える方法は、スクワットでもランニングでもかまいません。
ここで筋トレや運動しながらストレッチすれば完璧ですね!
- ・腕立て伏せや腹筋など上半身ばかり鍛えている
・運動不足
・座り仕事で動かない
・休みの日は家で過ごすことが多い
・運動しない
・姿勢が悪い
・腰痛を持ちやすい
・股関節が硬い
・座っているとお尻が痛い
・座っていると猫背になる
・ダイエットが多い
・無理なダイエットをする
・断食
冷え性の最重要ポイントは自律神経

冷え性の中で無視しがちだけど、1番大事なところは『自律神経』です。
なぜなら、体温調節をしている場所が自律神経だからです。
自律神経の乱れは「お風呂に入れば治る」と思っているかもしれません。
でも実際は、首の骨が歪んで起こっている人が多いんです。
例えるなら、『体温』というガスの元栓を締めているような状態です。
体温を上げようと熱を使いたいのに、首の骨が歪んでいると体温の元栓が閉じたままになるんです。
首の骨を整えることで、体温の元栓が開かないと体温管理ができないんです。
だから体温がうまいこと上がりきらない…。
スマホ・パソコンで首に負担がかかっていたり、猫背のままだと冷え性は改善しにくいです。
自律神経は体温調節だけでなく、
- 胃腸もコントロールをしている
- 体温調節している
- 血液循環をコントロールしている
- 筋肉を休める働きをしている
と、今まで紹介してきた冷え性にも大きく関わっています。
冷え性で氷のように冷たい体を溶かすのは、自律神経という体温の元栓を開けることが大切です。
最近では自律神経の相談がとても多くなっています。
「何をしても治らない」「夏場のクーラーなど冷えに敏感すぎる」
という方は、自律神経の乱れが原因の可能性があります。
特に冷えが治らない方は「自律神経ってよく聞くけど、治し方がわからない」と、考えます。
体温調節がうまくいかなければ、冷えという体温の問題はクリアになりません…。

- ・ストレス
・寝ても疲れが取れない
・イライラする
・不安
・頭痛がする
・スマホやパソコンが多い
・座り仕事
・猫背
・姿勢が悪い
・運動不足
・睡眠不足
・昼夜逆転
・お風呂に入らない
・カフェインの取りすぎ
・糖質が多い
・小麦製品が多い
・栄養失調
・無理なダイエットをしている
まとめ:冷え性はすぐに治らないから、諦めないことが大切
この記事では、冷え性が治らない原因をお伝えしてきました。
冷え性が改善しにくい体では、冷え対策をしても体は冷え続けます。
氷のように冷たい手が、急にポカポカすることはありません。
氷がゆっくり溶けていったら水になるように、少しずつ変わっていくものです。
だから冷え性はすぐに治りません。
諦めずに冷えを改善することが大切ですからね。
自分の体は一生のパートナーですから、ご自愛くださいね。